きれいな浴衣姿に見せるコツ
せっかくだから夏祭りには浴衣を着てお出かけしたいですよね!
浴衣でのお出かけは風情があって、いつもと違った楽しい気分になりますよね!
浴衣を自分で着よう!と着つけてみたものの、
「何となくパッとしない…」
「なんだか、きれいに見えない…」
という方のためにきれいに見えるコツをご紹介します。
浴衣の衿まわりをきれいに見せる
着物を上手に着こなすコツは2つ、
・衿まわり(衿合わせ、衿抜き)
・お腹まわり(おはしょりと補正) 参照 着付け 補正 着付け おはしょり コツ
をきれいに整えること
人の目にパッと入るのは上半身です。着崩れは極力しないように着たいですね。
もちろんギュウギュウに苦しいもの疲れますよね!
浴衣の衿合わせのコツ
胸元を美しく見えるために、衿合わせで気を付けることは、3つ。
浴衣を着るときに、確認しながら着てください。
①衿の中心
衿を合わせるときに、衿の中心が、きちんと背中の中心にきているかを確認します。
衿の中心付近は、布が二重になっています。
これは、掛け衿(かけえり)といって、着物の衿汚れを防ぐために、本来の衿(地衿といいます)の上にかけた衿です。
現在では、ほとんどの掛け衿は、着物と同じ布です。
掛け衿は、衿全体の中心に縫い付けられています。
ですから、背中の中心に衿の中心がきていれば、掛け衿の両端の長さがそろいます。
衿を合わせるときに、左右の掛け衿の両端が、だいたい同じ長さになっているか、確かめてみてください。
後ろ姿や横からみたときに、きれいに見えるかどうかは、首の後ろの隙間がポイントです。
首の後ろと、衿の間に隙間をあけます。こぶし1つ分くらいです。衣紋を抜くといいます。
和服では、年齢や着物の格によって、衣紋の抜き加減が変わります。
浴衣で隙間をあけすぎると、とてもだらしなく見えてしまうので、気を付けましょう。
②交差する場所
左右の衿は、鎖骨のくぼみのあたりで交差させます。
鎖骨のくぼみより下で交差して、鎖骨が見えると、はだけているように見えます。
着るときは、「ちょっと首が詰まっているかな?」と思うくらいがちょうどいいです。
動いていると、自然に隙間ができてきます。
③衿合わせの角度
左右の衿を交差して、肌が見えている部分は、ほぼ直角(80~90度)です。
衿を合わせるときに、左右の胸を包み込むように合わせます。
衿が鎖骨の上でほぼ直角に交わり、胸を包み込むように合わせる。
この条件をクリアすれば、正面からの衿合わせはバッチリです。
オハショリがあまりうまく作れなくても、足元がちょっと崩れても、
衿まわりがきれいだと、あまり着崩れに気づかれません。