親の装い~知的に上品で控えめな装い~
とは言っても難しく考えることはありません。ポイントは
・派手すぎず、しゃれ味の強い柄は避け、品格のある古典的な柄
・晴れ着らしい訪問着や付け下げ、紋付の色無地、江戸小紋
・帯で若々しさや母親としての喜びを表現
で要するに「古典的な柄」を選ぶということ。
「七宝柄」や「吉祥文様」「松竹梅・鶴の柄」「亀甲」「季節感のあるやめでたいの草花」など古くからおめでたいときの象徴として着られてきた柄です。帯でも同じように表現できます。
ただどれもこれも欲張って母親があまり目立ちすぎないようにしましょう。
着付けのコーディネート
着付けの際のポイントいくつか紹介します。
・長襦袢・半衿は白が無難です。淡い色で両方合わせても大丈夫です。
・入学式にはフォーマル向けの『袋帯』が適しています。
・結び方は袋帯で主にされる「二重太鼓」で決めましょう。
・着物と帯は基本、着物と反対の色合いの物を合わせるようにします。
たとえば、着物が明るい色なら白または暗めの色の帯を、着物の模様が大きいなら帯の模様は細かいものを合わせます。
・足袋は白の無地、草履(ぞうり)も、フォーマルの場では「淡い色合い」を選びます。
また草履の色が「全体的に同じ色味」にしたいですね。
・入学式・卒業式等の式典の場合には、バッグは洋品でも革製品でも支障はありません。