補正をなぜするのか
寸胴体型=着姿が美しくみえるからです。
着物を着るときに体型を寸胴にするために補正をします。
補正とは着姿を美しくするために下着をつけること。
もし洋服のようにそのまま着物を着ると、帯や着物にシワができて美しくなりにくいものです。
着物は直線のまま仕立てられているので体の曲線に添った作りになっていないためシワになります。
着物の仕組みと補正の基本
補正は、「肩」「胸」「腰」に付けます。
きものの着物姿が悪いとはシワがあるといってもいいくらいきれいに見えません。
着物はそもそも平面の生地でまっすぐな直線断ちなのでそのまま着るとあちこちにシワができます。
なので着物では、くぼみを補ってから着るとシワが消え、見栄えがよくわけです。
着物の補正はタオルまたは補正用品で
1番大切な補正
「腰」です。ウエストはヒップの上にあるくぼみも補正します。
帯を締めると締めた分だけその周りがシワシワになります。
ウエストの補正方法
腰に二つ折りにしたタオルを巻き、くびれをなくします。その下に四つ折りにしたタオルをはさみ、ヒップのカーブも埋めます。
2番目は胸、その次は肩
胸の大きい方は帯の上に胸が乗りますよね。みんな見ちゃいます。大きいのか、着姿がみっともないのかとりあえず気になっちゃいます。逆にバストに少しボリュームが欲しい!というときはバストに補正をします。
胸の補正方法
胸の大きい人は和装ブラジャーをしたほうがいいです。胸の下を薄手のタオルや手ぬぐいで埋めると段差が少なくなってシワがなくなります。
・バストUPするときは、フェイスタオルを襟に添わせ余った生地を斜めに折ってバストにのせます。
肩の補正方法
いかり肩をなで肩に・・・
縦に三つ折りにしたタオルをV字型にして肩にのせ、首の付け根に厚みを持たせるといかり肩を解消できます。
着物は帯から下は真っ直ぐなので、どうしても上半身の姿が印象に残ります。
なので上半身に安定感がある着物姿にすると、見栄えがよくなります。